寒い時期に注意が必要な「ヒートショック」。本コラムでは、ヒートショックの仕組みと予防のポイントを、全2回にわたりお伝えします。今回は第1回/2回です。
みなさん「ヒートショック」という言葉を耳にされたことがあるかと思います。 高齢の方の入浴中の事故は11月~3月、冬季に多く発生しているそうです。 その原因の多くは「ヒートショック」 によるもの考えられています。 寒くなる季節を迎えるにあたり「ヒートショック」に対する理解を今一度深め、冬季間も健康的に過ごしましょう。
気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックと言います。この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。
浴室とトイレは家の北側にあることが多く、冬場の入浴では、暖かい居間から寒い風呂場へ移動するため、 熱を奪われまいとして血管が縮み、血圧が上がります。 お湯につかると血管が広がって急に血圧が下がり、血圧が何回も変動することになります。 冬場の寒いトイレでも似たようなことが起こります。 血圧の変動は心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながります。
出典:消費者庁HP「冬季多発する入浴中の事故にご注意ください!」
(つづく)
◆執筆者◆ 棟方 千里 こころのケアセンターふよう 薬剤師
2026.2.6