芙蓉会病院では精神疾患を抱えている方へのリハビリを担当する作業療法士が在籍しています。精神科医療での作業療法について全6回のコラムでお届けします。
みなさんは作業療法士という職業をご存じでしょうか?理学療法士は聞いたことがあるけど作業療法士は…という方が多いと思います。 作業療法は英語でOccupational Therapistと言い、OTと略されることが多いです。
日本作業療法士協会では、『作業療法は人々の健康と幸福を促進するために医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる作業に焦点を当てた治療、指導、援助である』と定義されています。 ごはんを食べる、トイレに行く、学校や仕事に行く、趣味活動をするなどの日常的な動作を作業として捉え、病気でそれらの作業が難しくなった時にリハビリを担当するのが作業療法士です。
作業療法士は意外といろいろなところにおり、医療や介護の現場、最近では教育の場などでも活躍しています。 そして、芙蓉会病院にも精神疾患を抱えている方へのリハビリを担当する作業療法士が在籍しています。 リハビリとはいっても歩いたりするリハビリとは少し違います。
次回は、精神科病院で行う作業療法についてお話したいと思います。
出典:一般社団法人 日本作業療法士協会HP 「協会について”日本作業療法士協会 作業療法の定義”」
◆執筆者◆ 棟方 麻野 作業療法士
2024.7.10