楽しい見取り図
こんにちは。リハビリテーション科作業療法士の伊藤です。
私達は利用者様のお宅に訪問し状態を確認する「居宅訪問」という業務があります。
その際に家の見取り図を書くのですが1回の訪問だけで見取り図を書くのはなかなか難しく、特に大きい家だったりするとあちこち見て回ってうろうろしてしまいます。
しかし、見取り図を書くといろいろな発見があって楽しい!!
そこで自分なりの簡単な見取り図の書き方を簡単に紹介します。
①まずマス目用紙を用意する。
このようなマス目(方眼用紙で可)を用意します。
1マスはだいたい100㎝×100㎝としますが、-20㎝位は大体で1マスにしてしまいます。
私は上の図を自作し居宅訪問の際に持って行っています。
②和室から書き始める
日本の家は1畳が基準になっていることがほとんどです。
和室は何畳か分かりやすく、マス目1×2を1畳として書いていきます。
大体は6畳、8畳間が多いため、そこを基準に他の部屋も大体で書いていきます。
※写真はリハ室の移動式畳、80cm×80cmですがこれも1マスにしてしまいます
③廊下、階段や風呂、トイレなどの特殊な部屋は大体で
この辺は各家によって違いが大きいですが大体マス目に合わせて書いています。
例・トイレは幅を図らずに大体1×2マス
・廊下は階段横にある場ありは1マス、広い廊下は
2マス などなど
※これは利用者様の歩行練習に使うウォーキングロードです。幅が丁度2.5mなのでもし書くときは2.5マスで
こうすることで簡単な見取り図ができます。
見取り図を書いてみると
「押し入れってこんな位置にあるんだ」
「スペースの無駄がないようにできてるなあ」
と家の造りに感心してしまいます。
ちなみに私の実家の見取り図を作ってみたところ・・・
図のように4つの和室が互い違いになっていることに気づきました。
これは田舎の家によくある四間取り(津軽では四座敷のほうが聞き慣れているかも)で冠婚葬祭の時に点線にある襖を外して大広間にする造りです。
しかし、敷居が4つ交差すると四辻と言って縁起が良くないそうです。それを防ぐためこのような造りになったそうです。
皆さんも機会があったら簡単な家の間取り図を作ってみてはいかがでしょうか。
何か発見があるかもしれません。
2023.2.15