読書の夏
こんにちは。事務部の澤田です。
コロナ禍の中、外出するのもためらわれる今日この頃、私は読書をする事が増えてきました。
中でも明治~昭和にかけて活躍した、所謂【文豪】と呼ばれる人達の作品を読んでいます。
文豪たちが書き残したのは小説だけではなく、随筆(エッセイ)と呼ばれる読み物も数多く残しており、私はこの随筆を好んで読んでいます。
内容は様々で、旅行に行った話、友人の話、食べ物や飲み物の話、ペットの話など多岐に渡ります。
当時の暮らしぶりや文豪達のプライベートが垣間見えて面白いですよ。
例えば青森県出身の小説家・太宰治は『春夫と旅行できなかつた話』という随筆を書いています。
タイトルが全てを物語ってますね。
師匠の佐藤春夫と太宰の故郷へ旅行に行く約束をしていたのに実現しなかった事に憤っている、という内容です。
師匠の名前を呼び捨てにしてタイトルにまでしている辺り余程残念だった事が伺えます。
『青空文庫』というサイトでは著作権の切れた作品を電子化して公開しています。
気になる作家や作品を探して読んでみてはいかがでしょうか。
2020.8.19