がんは早期診断・早期治療など医療技術の進歩もあり” 不治の病 ” であった時代から、いまや” 癌と共存 “する時代になって来ました。
当院でもがん患者に対するリハビリテーションの実施件数は増加傾向にあり、がんリハビリテーションチームにおける連携が必要となってきます。
チームは医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ＭＳＷ、管理栄養士で活動しています。定時でのカンファレンスの他、患者の一般状態の変化や活動レベルの低下など、少しでも変化がみられた場合にチーム内で情報交換を行い、今後の方向性の確認をします。

リハビリテーションでは医師の指示の下、退院に向け必要とされる身体機能の維持・向上・ＡＤＬ練習を行い、可能な限り家族・本人が希望する退院先で生活できるよう支援していきます。
患者の訴えや背景は様々で、優先される順位も異なります。そのためチームでの情報交換を密に行い、方向性を明確にしていくことが、がんリハビリテーションに求められることだと考えています。