理事長あいさつ
理事長 村上 拓也
本年、医療法人芙蓉会は法人設立60周年を迎えることができました。
この記念すべき年を迎えられましたのは、地域の皆さま、各関係の皆さま、そして法人各施設を日々支える全職員のおかげです。また、これまで法人運営に係わっていただいたすべての皆さまに感謝申し上げます。
昨年はコロナ禍の影響で滞っていたものを取り戻すべく、法人経営の効率化に重点を置き事業運営を進めてまいりましたが、今なお道半ばであると認識しております。これを踏まえ2024年度は「変化へのチャレンジ」をテーマにさらなる運営基盤の強化に努める所存です。
さて、当法人の歴史は、私の高祖父が明治13年、津軽半島の今別町に村上医院を開設したことで始まりました。その際の理念が「人々の命を守り、地域の役に立ちたい」というものであったと聞いています。
私の曽祖父が青森市青柳へ村上医院を移設したのが明治32年、火傷に塗布する軟膏が有名で、遠くから来られる方も多くいらしたそうです。現在の「医療法人芙蓉会」を設立したのは私の祖父で、患者様をお守りしたい一心で病院に泊まり込んで生活し、自宅へは帰りませんでした。このように、芙蓉会の先人たちは、地域の役に立ちたいという想いで地域医療に取り組んできました。私たちはこの先人の「想い」を芙蓉会の伝統とし現在も受け継いでいます。
法人設立60周年を機に新たな法人理念を定めました。
いつも素直に
感謝のこころで
一人ひとりに寄り添います。
私たち医療法人芙蓉会は地域の方々の「声」に真摯に耳を傾け、感謝のこころで接します。そして、そのご要望にお応えするため、これからもお一人おひとりに寄り添ってまいります。