コラム 精神科作業療法について「第5回 運動」
芙蓉会病院では精神疾患を抱えている方へのリハビリを担当する作業療法士が在籍しています。精神科医療での作業療法について全6回のコラムでお届けします。
コラム 精神科作業療法について「第5回 運動」
芙蓉会病院には、「作業療法ホール」、「お山の広場」といった運動するのに適した設備があります。
「作業療法ホール」は体育館のような場所で、バレーやバドミントン、卓球などを行っています。広い場所なので、夏祭りなどの行事の開催場所となることもあります。
「お山の広場」は、FUYONくんのかかしがある階段を下りていくとある芝生のスペースです。散歩で桜を見に行ったり、キャッチボールやモルックなど外だからこそ楽しめる活動を行ったりしています。
入院していると行動範囲が制限され、体力が低下することが予想されます。また、病院という慣れない環境ではストレスが溜まってしまうものです。
体力の維持、ストレスの発散や気分転換、運動プログラムにはそのような目的があります。
◆執筆者◆
棟方 麻野
作業療法士
2024.9.4