芙蓉会病院

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コラム 精神科作業療法について「第3回 物作り」

芙蓉会病院では精神疾患を抱えている方へのリハビリを担当する作業療法士が在籍しています。精神科医療での作業療法について全6回のコラムでお届けします。

 

コラム 精神科作業療法について「第3回 物作り」

作業療法では、さまざまな物作りを行っています。アイロンビーズやレジンストラップ、ビーズアクセサリー、季節の飾り、塗り絵などなど…
あれ?リハビリなのに遊んでるの?と思われるかもしれませんが、これらの作業にも目的があります。
気分転換として楽しむ目的もありますが、集中力向上や対人交流促進、達成感を味わうなどさまざまな目的で作業を行っています。

作業療法士としては、上手にできることよりも
・本人なりに出来るところまでやろうと努力できるか
・作業で困ったときに誰かに助けを求められるか、逆に助けることができるか
・他の人と物品を共有したり、協力して作品を作れるか
などという視点で関わっています。

だれでも苦手なことはあります。苦手なことや困難なことに直面した時にどうするか、それを一緒に考える機会とするためにも物作りを行っています。

◆執筆者◆
棟方 麻野
作業療法士

2024.8.7

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